MIRAI 駆け込みクリニック vol.3

メタボ脳のダイエット

ニュースやSNSなどで脳に情報を入れ続けていませんか?情報を食べ続けたメタボ状態の脳は疲れやすく、老けやすいのです。脳から出ているセロトニンという脳内の神経物質は心の安定を保つほか、自律神経を整えたり、痛みを調整したりする働きがあり、別名〝幸せホルモン〟とも呼ばれています。情報で溢れているメタボ脳は疲労し、幸せホルモンも出づらくなり気分の落ち込みへとつながります。
そこで、メタボ脳をケアして、日々のパフォーマンスを上げていきましょう。今回は、チェックリストと共に解決策も紹介していきます。

伊藤 たえ 先生

脳神経外科、脳卒中専門医として、都内クリニックにて脳ドック、頭痛、認知症、頭部外傷、脳卒中などの診療に励む。仕事も育児もがんばるママさん女医。

今すぐできる!メタボ脳のダイエット術

トイレに携帯を持ち込まない

メタボ脳をケアする最良の方法は情報を一時的に遮断すること。トイレは絶好の情報シャットダウンチャンス!

3行日記をつけてみる

その日の出来事や体調を記録することで客観的に自分をとらえられます。ちょっと疲れてるかも?にも早く気付くことが出来ます。

コーヒーや紅茶の香りを楽しむ

まずは香りに意識を向けることで脳が再起動します。スムーズに気分転換が出来ますよ。

いつもの道を変えてみる

いつもと違う道を通ってドキドキしたり、新しいお店を見つけてワクワクするだけで脳にとっていつもと違う新鮮な刺激となります。

手のひらに太陽をあてる

日差しを浴びることは幸せホルモンを増やす鍵です。とはいえ、UVケアは必要なので、1日5分ほど手のひらを太陽にむけるだけでOKです!

知っておきたい脳の最新NEWS!

モノタスク

人と話しながらスマホでメールするなど、複数のことを同時に行うマルチタスクは脳をとても疲れさせ、物忘れやうっかりミスを起こす原因に。あえてひとつのことにグッと集中する、モノタスクを心掛けることでひとつひとつのパフォーマンスも上がり頭がパンクすることが無くなります。

デフォルトモードネットワーク

何もせずぼんやりしているときも働いている、いわば「雑念回路」。なんと、脳の消費エネルギーの60~80%を占めています。この回路が過剰に活動してしまうと、お疲れ脳に。

ニューロビクス

お疲れ脳を回復させるには、具体的なアクションが必要でニューロビクスと呼ばれています。計算ドリルなどを行う脳トレとは違い、ぼんやりする時間を作る、日記を書く、高いところに登る、など脳の機能そのものをアップさせる方法です。

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