美容ソムリエの“ススメ”

日々研究と新しい技術の勉強を重ね、
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いただくミッションを持っています。

美容都市伝説 パートⅢ

巷で広がる美容都市伝説。
今回は、その中でも意外と知られていない
「睡眠」と「クマ」の真実に迫ります。

よく眠ると肌に良いってホント?

美肌作りには睡眠は欠かすことができません。これは私たちが寝ている間に分泌される成長ホルモンが新陳代謝を促して日中に受けたダメージを修復したり、線維芽細胞の働きを活性化させてコラーゲンやエラスチンの産生を促してくれるためです。

● 眠りのメカニズムと成長ホルモンの分泌
人は睡眠時に、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しており、そのサイクルは、1回約90分です。この寝入りばなの2サイクル分の約3時間に、成長ホルモンがもっとも多く分泌されるため、美肌作りには、最低3時間以上の睡眠が必要だと言われています。多く眠っても成長ホルモンの分泌量が多くなるわけではないのです。

● 理想的な睡眠時間が7時間と言われる訳
「理想的な睡眠時間は7時間」と聞いたことがあるのではないでしょうか?
実は睡眠時間が7~8時間の人は、死亡リスクや肥満リスクが最も低くなることが分かっています。睡眠時間がそれより短くても長くてもリスクは上がってしまうのです。
睡眠時間が長いとリスクが上昇する理由はまだ解明されていませんが、睡眠時間が短くなると十分な休息が取れず病気や死亡リスクが上がると言われています。また、食欲抑制作用のあるレプチンの低下、食欲増加作用のあるグレリンの増加などのホルモン変化により肥満リスクも上がると考えられています。

「プチ情報」年齢によって睡眠時間や質が変化する!?

年齢を重ねるにつれ、睡眠時間が少なく、さらに深いノンレム睡眠の割合が、40代では20%、70代では15%まで下がると言われています。つまり睡眠時間だけでなく、睡眠の質も下がります。そのため、尿意や物音で何度も目が覚めてしまうのです。

クマがあるのは寝不足のせい?

クマができる原因は寝不足と思われがちですが、実はそれだけではありません。クマには3タイプあり、それぞれ原因もお手入れの方法も違います。自分はどのタイプなのかを知り、早期改善につなげましょう。

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