美容ソムリエの“ススメ”vol.39

日々研究と新しい技術の勉強を重ね、本当に正しい美容の知識をお客様にお届けさせていただくミッションを持っています。

ムダ毛との付き合い方

みなさんムダ毛って気になりますよね?
社内でアンケートを行った際にも多くの人が様々な悩みを抱えていることがわかりました。
ムダ毛について知ることで皆さんのお悩みが少しでも解決されればと思います。
今回はまず、ムダ毛のお手入れ方法についてご紹介します。

毛が生えるしくみ

毛が生えるしくみを知っていますか?毛は常に伸び続けているわけではありません。ある時期になると成長が止まり、やがて抜け落ちていきます。そしてしばらくすると再び生え始めるといった周期を繰り返します。このようなサイクルを「毛周期」と言い、3段階に分かれています。

あなたが見ているそのムダ毛…。実は全体の20%だけ!?

実は体の部位ごとに表面に出ている毛の割合が異なります。例えば髪は約85%の毛が表面に出ているのに対し、手足やアンダーヘアは約20~30%しか表面に出ていないのです。これは、成長期と休止期の長さが部位ごとに異なるためです。髪は成長期が2~6年、休止期が3~4か月であるのに対し、手足は成長期3~4か月、休止期4~6か月と成長期が短いので、表面に出ている時間が少ないのです。

ムダ毛お手入れ方法の種類

ムダ毛の基本的なお手入れ方法をご紹介します。

毛抜き

ピンセットなどでムダ毛を抜く方法。ムダ毛はなかなか生えてこなくなりますが、痛みや色素沈着になる可能性があります。

化学的除毛(除毛クリームなど)

アルカリ剤でムダ毛を溶かす方法。チクチク感がなく、肌触りが良くなりますが、除毛剤がたんぱく質を溶かすので、赤みやただれを起こす可能性もあります。

シェービング(剃毛)

カミソリや電気シェーバーでムダ毛を剃る方法。綺麗に素早くお手入れできますが、カミソリの場合、肌表面をわずかに削りとってしまい、肌を傷つけてしまいます。おすすめなのは、2枚刃の電動カミソリです。2枚刃でムダ毛を挟み込んで切る仕組みなので肌に刃が触れません。

ブラジリアンワックス

ワックスをムダ毛に塗り、その上からシートをかぶせ、ムダ毛の流れに沿って一気にはがし脱毛する方法。その場で脱毛効果がある反面、痛みが強く、肌に赤みやひりつきが生じる可能性があります。

脱毛

脱毛は大きく分けると、医療脱毛とサロン脱毛があります。医療脱毛は医師免許を持つ医者が行う医療行為になるので、強い光を当て、毛母細胞を破壊することが可能です。そのため、短期間でムダ毛をなくすことができます。医療脱毛はレーザー脱毛のみですが、サロン脱毛にはいくつか種類があります。弱い光を当てるので肌への負担が少なく、安価なのが特徴です。

アンダーヘアのお手入れ方法についてお伝えします!

アンダーヘアが生えている部分をVIO(V:ビキニライン、I:膣周辺、O:肛門周辺)と言います。この部分は見た目だけでなく、衛生的にもお手入れすると良いでしょう。Vラインはトリマーで量と長さを調整し、電気シェーバーで形を整えます。Iラインは最もデリケートな部分であるため、傷つけないように電気シェーバーで丁寧に剃ってください。また、見えづらい部分であるため、合わせ鏡をするとよいでしょう。お手入れ後は、一般の保湿剤だと、かぶれや赤みが生じたり、膣や肛門に入ってしまう可能性があるので、必ずデリケートゾーン専用の保湿剤でしっかり保湿しましょう。

40代以上で脱毛する人が増えている!?

実は今ひそかに40~50代で脱毛する人が増えているそうです。将来、介護される立場になったときを想定し、あらかじめアンダーヘアやワキ毛を脱毛しておくのです。特にアンダーヘアは、排泄物による匂いや感染症を防ぐため、介護者にお手入れを頻繁にしてもらう必要があります。見た目やお手入れの楽さだけではなく、リスクや介護者の負担の軽減にもつながる脱毛。年齢、性別問わず今後も脱毛の需要は高まっていきそうです。

文/新市場創造R&Dグループ 竹内 香織

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