美容ソムリエの“ススメ”vol.41

日々研究と新しい技術の勉強を重ね、本当に正しい美容の知識をお客様にお届けさせていただくミッションを持っています。

「うるおっているはず」が命取りの夏のスキンケア

日中気温がぐんと上がり、エアコン生活が続く中で、知らず知らずのうちにお肌が乾燥していることをご存知でしたか?皮脂や汗でうるおっているからと油断は禁物! 肌の水分量が減少して隠れ乾燥肌になっているかもしれません。
今月はその理由と解決法をご紹介します。

要注意!あなたも隠れ乾燥肌かも!?

夏は顔のベタつきが気になるけれど、目元や口元はつっぱりを感じている…。それ、隠れ乾燥肌のサインかもしれません。隠れ乾燥肌とは、肌表面はしっとりしているのに、内側は乾燥している肌状態のことをいいます。夏は、皮脂や汗で表面上はうるおっているように感じるため、保湿ケアを怠りやすく、知らぬ間に肌の水分量が減少している可能性があります。そんな油断しがちな夏の乾燥とその対策法についてご紹介します。

乾燥は小ジワの原因に!?

小ジワができる最大の要因は角層の乾燥です。角層の水分は本来、セラミドやNMFなどのうるおい成分で守られています。日々保湿ができていれば、肌はこれらのうるおい成分を角層内に蓄えておくことができるため、ハリのある肌を保つことができます。しかし、乾燥により角層のバリア機能が弱まると、水分が蒸発し、うるおいが奪われていくことで小ジワが肌表面に現れます。

隠れ乾燥肌を防ぐには…?

1. 紫外線対策

紫外線は肌に大きなダメージを与えるので、直接浴びない工夫が大切です。外出時は日焼け止めや日傘を活用して、しっかり対策を行いましょう。

2. 優しく洗顔する

洗顔料をしっかりと泡立ててから肌に乗せ、30秒ほど指の腹で円を描くようなイメージで汚れを落とし、ぬるま湯ですすぎましょう。

3. 優しく洗顔する

「肌がベタつくのが嫌だから」「肌はうるおっているように感じるし…」と、ついつい化粧水だけでケアを済ませていませんか?化粧水の後に美容液など、うるおいをキープするものを使うことで、油分がフタとなって水分の蒸発を防ぎ、うるおいが保たれやすくなります。最近はマスクで肌表面が覆われているため、うるおっていると誤解されがちです。しかし、マスクを着脱した際の温度変化で水分が蒸発することに加え、肌とマスクの摩擦によりバリア機能が低下し、乾燥しやすい肌になっています。毎日の保湿ケアは夏場でも丁寧に行いましょう。

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