美容ソムリエの“ススメ”vol.44

日々研究と新しい技術の勉強を重ね、本当に正しい美容の知識をお客様にお届けさせていただくミッションを持っています。

「体の冷え」と肌乾燥の深い関係って?

秋が終わり、まもなく本格的な冬が到来します。気温が下がり、肌乾燥の悩みも増えてきます。
実は体の冷えが乾燥に深く関わっていること、ご存知でしたか?冷えと乾燥の関係を知り、寒さに負けないうるおい美肌を目指しましょう!

冷えは、乾燥への危険サイン!?

冬になり気温が下がると、なぜ私たちは冷えを感じるのでしょうか。それは、血液の循環(血行)が大きく影響しているからです。脳が肌を通じて寒さを感じると、体は体温を下げないよう働き始めます。体中の血管を縮めて、手足にまわる血液を減少させることで、血液を体の中心に集め、熱を逃がさないようにするのです。そのため、体の中心部分は温かくなりますが、手先や足先などの末端に血液が行き渡らなくなり、冷えを感じます。つまり、冷えを感じているのは、血行が悪くなっている危険サインなんです。

血液は体中の細胞に栄養を運び、老廃物を回収しながら常に体内を循環しています。体が冷え、血行が悪くなると、体中に血液が行き渡らなくなるため、細胞のすみずみに酸素や栄養が与えられなくなります。すると、細胞がエネルギー不足で新しい細胞を生み出す力が衰え、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れてしまいます。さらに、天然保湿因子(NMF)などのうるおい成分を作り出す力も低下します。そのため、外部刺激を受けやすくなるだけでなく、水分が外に逃げ出しやすく、常に乾燥状態になります。

プチ情報 – 血行は肌の色にも関係している!

肌の色を決めているのは主にメラニンとヘモグロビンです。メラニンは黒褐色の色素、ヘモグロビンは血液の元となる赤色の色素で、この色素のバランスで肌の色が決まります。血行が良いと、肌の下に流れるヘモグロビンの赤色が透けて、血色が良く、透明感のある明るい肌になります。反対に、血行が悪いと、赤みが減少して、メラニンの色が強調されて見えるため、肌がくすんで見えてしまいます。

うるおい 美人はやっている!血流量アップ法

血行が悪くなるこの季節、血行を良くして、ハリツヤうるおい美肌を目指しましょう!

顔全体、血流量アップマッサージ

マッサージをして顔全体の血行を良くしましょう。特に耳には、体を温める効果のあるツボやリンパ腺が密集しているので重点的に行うことが大切です。朝晩のスキンケアの時間にひと手間、マッサージを加えてみてはいかがでしょうか?
(次項にて、血流量を良くして効果10倍マッサージをご紹介!)

15〜20分のぬるま湯がマスト!

湯船に浸かることでも血行は良くなります。ポイントは38~40℃のぬるめのお湯で15~20分浸かることです。お湯が熱すぎたり、入浴時間が長すぎたりすると、必要な皮脂まで落ちてしまい、肌がより乾燥しやすくなってしまうので注意が必要です。お風呂から出たら、スキンケアも忘れないようにしてください。

顔全体の血流量アップ!たった3STEPで効果10倍マッサージ

リンパマッサージで、深部リンパ節と共に血管にもアプローチして、ハリツヤ肌を目指しましょう!

STEP1 化粧水

まずはお肌全体を化粧水で保水し乾燥から守ります。

STEP2 深部リンパマッサージ

顔のたるみ改善スイッチの動作を行います!

STEP3 美容液&クリーム

深部リンパ節を押して、リンパ節が開放されたところで、リンパを流しながらスキンケアを浸透させていきます。

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