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冬にかゆくなるのはなぜ?敏感肌に寄り添う「かゆみ」対策
湿度も低く、乾燥がピークを迎える冬は肌が敏感になり、かゆみを感じやすい季節。思わず掻いてしまうと赤く炎症を起こすことでより肌にダメージを与えてしまいます。
今回は、かゆみの原因やメカニズムを知り、正しく対策して乾燥に負けない冬を過ごしましょう。
「かゆみ」は●●を守るサイン!
かゆみは、体を守る反応のひとつです。肌に異物が付いた際に、かゆみを感じることによって、異常が起きている場所を私たちに知らせ、その異物を掻くことで取り除こうとします。そして、肌内部の細胞を守っているのです。
なぜ冬はかゆくなりやすいの?
肌の表面にある角層には、外からの異物を「バリア」する働きがあります。冬は湿度の低下に加え、暖房の風により水分が蒸散し、肌が乾燥します。角層の水分が奪われることで、細胞と細胞の間に隙間ができ、肌を守るためのバリア機能は低下してしまうのです。
すると異物を感知する神経(C繊維)が肌表面まで伸びてきて、外からの異物に敏感に反応し、かゆみを生じやすくなります。しかし、かゆいから、といって掻いてしまうと、角層細胞が傷つき、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
我慢できない「かゆみ」の原因
かゆい時、つい掻いてしまうこともありますよね。掻くと脳内の「報酬系」という部分が反応し、脳が「ごほうび」と感じて気持ちよくなるため、ついつい掻いてしまうのです。しかし掻くことで肌トラブルになる可能性がありますので、どうしてもかゆい場合は、冷やしてかゆみを抑えてあげましょう。
かゆみ対策
対策1 やさしく労る
肌が敏感になっているときは、肌が傷むのでこすらないようにしましょう。洗顔料はしっかり泡立ててやさしく洗いましょう。洗顔後はやわらかいタオルをそっと肌に当ててふきます。その後、化粧品をつけるときは、手のひらでそっとやさしく包み込むようにしましょう。
対策2 しっかり保湿
乾燥は肌のバリア機能を低下させるので、化粧品でしっかりと保湿しましょう。特に頬や口、目の周りは、乾燥しやすいため念入りに。
もし肌トラブルになってしまったら…スキンケアはどうしたらいい?
赤み、ただれなど肌トラブルが起こっている際は化粧品をやめ、治療薬に切り替えて素早く治しましょう。しかし、症状が治っても「不安だから…」と薬を使い続けるのはNG。薬は効果が高い分、副作用の危険性もあるのです。症状が治ったら、薬から化粧品へ戻してあげましょう。
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