美容ソムリエの“ススメ”vol.54

夏ダメージによるお悩み代表格「シミ」

正しく理解しデイリーケアを!

夏はレジャーなど出かける機会が増える分、紫外線に多く当たるため、肌がダメージを受けやすいシーズン。肌老化の約7割は紫外線が原因と言われています。その中でも「シミ」は紫外線によって増えてしまう、夏ダメージによるお悩みの代表です。
メカニズムを理解し、しっかりとデイリーケアすることで、紫外線ダメージを受けてしまった肌をいたわってあげましょう。

シミができるメカニズムとは

真夏に太陽の日差しを浴びて肌の色が黒くなるのは、メラニンという黒色色素の働きによるものです。メラニンはシミの原因になるので悪者扱いされがちですが、私たちを守ってくれる大切な存在でもあります。紫外線ダメージを受けると、肌の内部で炎症が起こり、メラニンを作るもとであるメラノサイトに指令が出されます。
メラノサイトによって細胞にメラニンが大量に送り込まれると、メラニンは傘のように細胞核を覆って肌を守ろうとします。これによって肌が黒く見えるのです。紫外線を浴びて肌の色が黒くなった後、通常は肌の新陳代謝(ターンオーバー)によって垢となって剥がれ落ち、肌は自然に元の色に戻ります。しかしメラニンを多く作る状態が続いたり、メラニンの排泄が滞ったりすると「シミ」や「くすみ」となるのです。

実はたくさんある!「シミ」の種類

シミといっても種類はさまざま。見極めて正しいお手入れにつなげましょう。

すべてのシミを遠ざける習慣

POINT – UVケア

日焼け止めは毎日塗る

暑い日は汗で流れてしまうので、外出先ではこまめに塗り直す。
どんなに良いスキンケアをしても、シミの元凶である紫外線を浴びていたら意味がありません。しっかり予防しましょう。

POINT – スキンケア

しっかりと保湿する

乾燥すると肌のバリア機能が落ち紫外線ダメージを受けやすくなるため、シミができやすくなる原因に。保湿は適度な水分と油分を補給するので肌の透明感が増すだけでなく、肌表面のキメが整って光の反射によるツヤも生まれます。

美白ケアをする

美白成分はメラニンの生成を抑えたり、溜まったメラニンを排出したりと様々な方法でシミにアプローチします。自分の悩み、肌質にあったものを見つけましょう。さらに週一回ピーリングで角質を取り除くことで肌がワントーン明るくなります。

POINT – 食生活

抗酸化作用のある食品を摂る

紫外線やストレスで活性酸素が体内に増えるとシミの原因に。トマト、ブロッコリー、緑茶などビタミンCやポリフェノールを含む食物の摂取を心がけましょう。マルチビタミンなどのサプリメントで補うのも◎。

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