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中武流の美食クラブ – ここはお客さまとスタッフが作り上げる美味しい舞台のよう
美味しい感動を体験するレストラン
バスクが美食の街となった理由の一つにあげられるのが「美食クラブ」の存在です。仲間と集まり料理をして食べて歌って遊ぶ会員組織が食文化を高める土台になっているといわれています。
100年以上も続く、この食の秘密結社のような雰囲気を持つのがイスルンです。中武流の遊び心とおもてなしがお客さまも舞台へ上げ、一つの作品を完成させます。
メニューは台本 謎解きもあります
併設するバーから物語は始まります。そしてお客さまはキッチンを通り、奥にある撮影不可のラボに移動。その後ようやくテーブルに着きます。まるでレストランすべてを使った舞台芸術のようです。
渡されるメニュー表はこの物語の台本にあたりますが、その中には謎解きもあります。
次はなに?これはどういう意味?と、推理し、料理でその答えが分かるという、シェフの遊び心が詰まった演出で楽しませてくれます。
中武シェフのベストメニュー
中武シェフは「食べて驚くほど美味しい体験をしてほしい」「バスク人のように笑顔の多い食卓をつくりたい」と話されます。
そのため提供されるコース料理は中武シェフが体験した「美味しさのベストアルバム」とのこと。「口に入れたらすぐに美味しいストレートな料理ばかり」だそうです。
「海女さん」の伊勢志摩の滋味(№125をご覧ください)。「海老カツバーガー」のタルタルソースの美味。「エクレア」の衝撃。シェフ歴二十数年の感動の結晶をみなさまぜひヴィソンに行って、味わってください。
プロのまかないを拝見!「絶品!バスクのサンドイッチ」
バケットのことをバスクではフォカッタと呼ぶんですけど、その中に余りもので作ったいろいろな料理を挟むだけで完成です。まかないなのでボリュームも大切ですね。
IZURUN[イスルン]料理長
中武 亮(なかたけあきら)
82年広島県生まれ。大阪辻学園調理師専門学校卒業後、函館の「バスク」にて深谷宏冶氏に師事。 2010年にスペイン政府貿易庁主催の第3回「ICEX(シェフ養成プログラム世界選抜20名)」の日本代表としてスペインに国費留学。その際「アケラレ」「アルサック」で3年間働く。帰国後は東京・麻布「山田チカラ」で茶懐石とスペインのガストロノミーを学び、その後、素粋居(そすいきょ)にて手島竜司氏と「ヒノモリ」を開業。2021年7月より現職。