目次
箱を開ける時の幸福感がたまらない、ラ・ヴェルヴェンヌのお取り寄せ焼き菓子。
渡辺 亨 Watanabe Toru
大分県臼杵市出身。辻調理師専門学校卒業後、福岡県のホテルやレストランで研さんを積む。2007年渡仏。一つ星レストランや南仏のレストランで修業。2014年に帰国。湯布院で和食を学んだ後、2016年にお店をオープン。現在、クルーズトレインななつ星in九州でのお料理提供にたずさわる。
そろそろ届くかな…待ちこがれる嬉しさ
お取り寄せの素敵なところは、日常の生活の中に、わくわくを届けてくれるところ。待っている間も嬉しいし、箱を開けた瞬間の幸福感はいつもの日々を特別な日にしてくれます。
この気持ちはアイムピンチ美容液などをご愛用されている読者のみなさまもお分かりだと思います。「届く幸せ、使う喜び」は人生を豊かにポジティブにしてくれます。
ラ・ヴェルヴェンヌの焼き菓子もこのような幸せを運んでくれます。それは渡辺シェフとマダム、そしてスタッフのみなさんからの手紙のようです。優しくて誠実で、少し茶目っ気があって楽しくなる、食べられるメッセージ。ぜひ一度、味わってみてください。
日本でもフランスでもパティシエの勉強を続ける
甘いものが好きだった渡辺シェフは、もともとパティシエになりたかったそうです。しかし最初の就職先のホテルではフレンチの料理人として採用。それ以降ずっと料理を中心としながらもスイーツやパン、チョコレートなどを学び続けてきました。
フランスでは夏にバカンスが1カ月ほどあるそうですが、その期間を使ってパン屋さんやチョコレートショップなどで本場の技術を学んだそうです。
フランスで食べた素朴なお菓子をイメージ
今回ご用意いただいたのは3種類のクッキーサンドと2種類のケーク・ユフイン。フランスで学んだレシピをベースにつくられているそうです。完成イメージは「フランスで食べた素朴なお菓子」と話されます。
マダムおすすめのクッキーサンド
マダムおすすめはクッキーサンド。さくさくサブレにクリームをはさんでいます。「ラムレーズン」は自家製ラムレーズンと軽やかなバタークリームが相性バッチリ。「ピスターシュ」は色がきれいです。濃厚なピスタチオクリームに合うようにサブレ生地にほんの少し塩を加えられているそうです。「ショコラ」はビターなショコラサブレにガナッシュ(チョコレートと生クリームを混ぜたもの)をサンド。軽く残る苦みが大人の味でした。
シェフの自信作ケーク・ユフイン
「ケーク・ユフインの名は断面が由布岳に似ているからつけました」とシェフ。2種類ともフランスヴァローナ社のチョコレートを使用しリッチな仕上がりに。「ケーク・ブラン・ユフイン(白)」は自家製セミドライのフランボワーズがアクセントに。「ケーク・ノワール・ユフイン(黒)」はブルターニュ地方のカルヴァドス(林檎のブランデー)で香りをつけた大人のお味でした。
家族の絆を感じるお店と焼き菓子
7年のフランス修行にはマダムもご一緒され、当地で2人のお子さまを出産されたそうです。お子さまの名前の入った「杏とクルミのガトーショコラ」という焼き菓子もあるのでぜひご賞味ください。庭にはその杏とクルミが植えられていました。またマダムが南仏で気に入って店名にしたハーブ、ヴェルヴェンヌも元気に育っています。湯布院の豊かでおおらかな自然の力とご家族の笑顔がお食事にも焼き菓子にも、店内にも感じることができました。
有名婦人誌のお取り寄せ―サイトにも載る焼き菓子
フランスで学んだことの一つに「自分をアピールすること」があるそうです。「日本人はつい自分の技術やいいところを隠しがちですが、それでは現地のレストランでは採用されません」と話されます。このような外への発信として始められたのが焼き菓子などのネット販売です。評判を呼び、有名婦人誌のサイトでも取り扱われるようになりました。
焼き菓子も生菓子も予約での販売のみ
ちなみに店頭での販売はされておらず、基本ネットからの注文になります。ただし、生菓子はお店のコース料理の中にあるので、湯布院へ行けば食べられます。「お店に取りに来ていただけるなら誕生日ケーキもつくりますよ」とシェフ。「スペシャルな旅に湯布院を選ぶなら、コースにスペシャル生菓子をお願いし、さらに持って帰る用に焼き菓子を注文するのもあり」と勝手な妄想をする編集部でした。