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この店に生まれてよかった!と喜ぶタルトや焼き菓子が、お客さまをお出迎え。
Sappuyer サピュイエ
●営業時間/10:30~17:00
●定休日/土・日・月・火・祝日
※営業日はインスタグラムをご覧ください
https://www.instagram.com/sappuyer_taruto/
〒733-0873 広島県広島市西区古江新町6-4
TEL:082-577-7917
●オンラインショップもスタート!
https://sappuyer.shop
(HPの左上のメニューアイコンをクリックしてONLINE STOREへ!)
店名の「Sappuyer(サピュイエ)」はフランス語で「寄り添う」の意味。大切な人と過ごすひとときに、生産者さんの思いに寄り添うお菓子づくりを目指し名づけられました。オーナーの奥村さんは会報誌131号と132号で掲載した「ラ・ヴェルヴェンヌ」の渡辺シェフの調理師学校時代の同級生です。
奥村 裕子 okumura yuuko
広島生まれ。転勤により中学・高校は東京の学校へ。辻調理師専門学校(大阪)を卒業。キハチ(KIHACHI)に入社し、銀座店(現在は閉店)へ配属。その後、広島に戻り結婚。3児の母として週末は子どもたちのスポーツの応援。仕事と生活のバランスを取りながらお店を運営。
白い額縁の風景画が飾ってあるような外観
お店はインテリアショップや雑貨屋さんと間違われるようなシンプルで惹きつけられる外観。モダンなのにどこか落ち着いています。それは大きなガラスを通して見える店内の雰囲気が素朴で、絵が飾ってあるように見えるからかもしれません。
お菓子が喜ぶアンティーク家具
店内はアンティーク家具屋さんに協力してもらいしつらえたそうです。タルトや焼き菓子が並べられたテーブルなどはヨーロッパのアンティーク。奥村さんの「お菓子が喜んでいる」という言葉に納得です。
始まりは教室から眺めたふわふわの雲
「センター試験がうまくいかなくて、教室の窓の外を見ると、雲がふわふわ美味しそうで、調理の道へ進みました」と奥村さん。このセンスがマネのできないお菓子を生み出すのだな…と思いました。
雲の上の料理人たちのセンスを間近で学ぶ
専門学校を卒業してキハチに入社。デザート部門に配属されたそうです。勉強になったのは有名シェフたちを招いて行われた料理教室のアシスタント。味の組み合わせなど、一流の発想に触れることができました。
素朴で優しいのに深い五感にささるお菓子
「私がペロッと食べたいので甘さ控えめ」「バターの扱いが難しいタルトの生地もすっとカットできるように工夫」「卵・バター不使用、乳・卵不使用などの商品も用意」「食べるシチュエーションを想像しながら味の組み合わせを考えます」とお店の特色を話される奥村さん。
特に味の組み合わせが絶妙!アップルパイはイギリス人のおばあちゃんがロッキングチェアに揺られながら紅茶を飲んでいるイメージ。なのでアールグレイを使っています。
さつま芋のパイは日本茶に合わせたかったのでクリームに白あんを混ぜています。この発想はとても楽しくて、物語性があって、まさにサピュイエ(寄り添う)です。
スタッフは一番の奥村スイーツのファン
「お店も商品も温かくてフワッとしているのに食べると芸術作品になるんです」。「モンブランの中にベリーが入っていて、ヒラメキがすごいと思います」とスタッフたち。募集していないのに集まってくるそうです。
ワンピースの中に広がる幸せを暮らしのおともに
店舗を構えて3年(2019年9月開店)、現在は月曜日にお菓子教室を開催。水~土曜日までがお店で販売をされています。そして9月よりお客さまの要望に応え、オンラインショップをスタートされました。読者のみなさまも「サピュイエ」の焼き菓子を、並ぶことなくご自宅で楽しめます。暮らしの中に、奥村スイーツの幸せを!