暮らしと色彩コミュニケーションvol.1

おしゃれ心は元気のもとおしゃれ心は色から

コロナ禍で外出の機会も少なくなり、おしゃれ心も失いがちではないでしょうか。おしゃれ心は、生活を豊かにします。さらに、心と体の若さを保つのにも影響し、中でも色は衣食住すべてに関わり、心身の健康に影響を与えるといわれています。元気になる色、明るくなる色、きれいになる色…おしゃれの決め手となる色を上手に使って、若々しく元気な毎日を送りましょう。

上野邦子 先生

カラー&住環境コンサルタント
シニアライフスタイル研究室 輝き倶楽部主宰

病院の秘書を経てインテリア&カラーコンサルタントとして活動。色彩&住環境の講演、執筆、様々な業界のカラープランニング&コンサルティング、コーデイネート、企業アドバイザー、カラー講座講師、アドバイザーなどで活動中。

似合う色でいきいき若々しく

今まで似合っていた色が、なんだかしっくりこないと感じたことはないでしょうか。
実は、似合う色は年齢とともに変わります。今の自分に合う色を見つけて使うことで、シミ、シワ、くすみを目立たなくさせたり、肌の血色をよく見せて年齢よりも若々しく健康的に見せることができます。

まずはココから!似合う色の簡単な見つけ方

まずは、自分の肌色がイエローベースかブルーベースかを見分けましょう。純白とオフホワイト(生成り)の2枚の布を用意してそれぞれの布を顔にあて、どちらが顔色が明るく見えるか比べてみます。純白の布が明るく見える場合はブルーベース。オフホワイトが明るく見える場合はイエローベースです。その他にゴールドが明るく見える場合はイエローベース、シルバーはブルーベースです。

もっと知りたい!パーソナルカラー診断

さらに似合う色を見つけるには、肌や髪、瞳などの色味をもとに、パーソナルカラー診断を行ってみましょう。パーソナルカラーでは、同じ傾向、特徴を持った色を4グループに分類しています。まずは黄みのイエローベースと青みのブルーベースに分類。さらにイエローベースの中で、明るく冴えたスプリング(春)、落ち着いた深みのあるオータム(秋)に分けます。ブルーベースの中では、優しいサマー(夏)、鮮やかなウィンター(冬)に分類。それぞれの布を顔に当てながら似合う色を見つけていきます。見つけたら、その色をメイクやファッションに取り入れましょう。チークやストールなど顔回りに取り入れると、印象が見違えます。

元気がでる色、若返りのピンク

色のイメージで気分も変わります。元気が出る色は、一般的には赤や鮮やかなビビットカラー、明るいビタミンカラーです。また、自分の好きな色、ラッキーカラーなども元気がでる色ですが、人によって感じ方は異なります。ピンクは女性ホルモンの分泌が活性化され若返りの色、アンチエイジングの色とも言われています。自分や周りの人も優しい気持ち、幸せな気持ちになる色なので、ぜひ大人の女性に身に着けて欲しい色です。ピンクにも色々な色味、トーンがありますので、パーソナルカラーで似合うピンクを見つけてください。

色の組み合わせのポイント

同色系の組み合わせは、まとめやすいものの平凡になりがちです。濃淡をつけたり、アクセントの色でメリハリを。補色(赤と緑のような反対色)は個性が強く、組み合わせが難しいので、面積比に注意が必要です。色数が多いとスッキリしないので、なるべく3色に抑えるようにしましょう。

自分に似合う色を知り自信をもって身に着ける、さらに新しい自分を発見することができます。色を活用し楽しみ、元気でいきいきした生活を送りましょう。

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