お金と心理学 第2回

ファイナンシャル・セラピーという言葉を聞いたことがありますか?

日本ではほとんど知られていませんが、アメリカでは学会が設立され目覚ましく進展している心理療法とお金を掛け合わせて統合した新領域です。生きていく上で大きな悩みの1つとなる「お金」を「心理学」の視点を持ちつつ考えてみると、少し悩みが軽くなるかもしれません。表面的なお金のやりくり法ではなく、自分を愛するアイラブミーらしい「心の持ち方」についても専門家に聞いてきました。

教育に対して大切なことは、お金をかけるよりも「心をかける」っていうことです。

特に、子供は母親の影響を強く受けると言われています。実際に、社会学の調査によると、子供と接している母親の教育への意識が子供の学力に大きく影響する結果も出ています。ただし重要なのは、母親に学歴があれば必ずしも子供も学歴が高くなるわけではなく、「母親の学習の歴史」とも言われています。勉強した経験のある母親は、学習することで分からないことが分かるようになる知的な喜びを勉強によって経験しています。このように、勉強本来の意義を見出した経験を持つ母親は、子供に勉強を無理強いする事もないのです。すると、子供は、面白がって勉強をして結果的に学力がつくのです。

心のかけかた、アイデア。

お金をかけて高い塾に行かせるのも手かもしれませんが、1つのテーマで家族会議を行って「自分の考えを何でもいいから述べさせてあげる機会をつくる」などもできると思います。このように、「心」をかけて、子供に学ぶこと・考えることの楽しさを教えてあげるといいと思います。

「平均」というのは、脳を洗脳する数のマジックなんです。例えば、ガンの生存率も同じです。「余命はあと1年です」と言われると、もうダメかも、と思ってしまいますよね。でも数字をよく見ると、10年20年と長く生きる方も沢山いる。実際のところは誰にも分からないんです。なので、平均よりもお金がないとしても、周りと比べるのではなくて「自分は(自分の家族は)、どんな風に生きていきたいのか?だからお金がいくらかかるのか?」を考えると良いですね。

平均的な人生よりも、あなたらしい人生を謳歌した方が素敵です。

何歳からでも、増やすことはできます。

人生100年時代で、1番のリスクは「長生きのリスク」です。これから先、1番かかってくるのは医療費が大半です。働ける方は、出来るだけ長く働いて、身体をつかい健康でいることをおすすめします。もう1つの方法は、「自分自身の売り」を考えてみるのもいいでしょう。
最近では、様々なサービスが売り物になる時代です。どんぐり50個が500円で売られていたり、ハンドメイドのマスクも高く売れる時代ですね。ご自身では気づいていないかもしれませんが、お料理が得意な方、手先が器用な方、絵が得意な方など皆さん何か特技を持っています。すぐにお金にはならないかもしれませんが、長い目でみて、楽しみながら自分の売りを考えてみるのもいいかもしれません。

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