1 ヘルスインサイダーミライ
- 1.1 第1回玄米食

ヘルスインサイダーミライ

最新の健康情報を入手し、探求する新連載企画。
コロナウイルスの影響もあり、
健康について考える機会が増えた一方で、
「〇〇しなければ健康になれない…」と、
窮屈な考え方が増えてきているようにも思います。

本当の意味での健康とは、
身体だけでなく心も元気になれるものではないかと考えます。
ご自身のために「やってみたい！」と
思っていただけるような情報を届け、
皆様の心も身体も元気に出来るコーナーを目指します！

第1回玄米食

お米を、なんとなく選んでいませんか？

お米にも白米や玄米など種類がありますが、今回は「玄米」を取
り上げてみたいと思います。玄米とはそもそも、収穫した稲から
外した籾（もみ）の籾殻を除いた状態＝稲の種のことを指します
。玄米に含まれる皮や胚芽、ぬかにこそ、栄養素が含まれていま
す。
ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでおり、人間が健康
を保つために必要とされる栄養素をほとんど摂取できるため、
〝完全栄養食〟と言われます。

玄米の食べ方でＧＡＢＡが増える！

ＧＡＢＡ（ギャバ）とは、人間の脳内にも存在し、緊張やストレスなどをやわらげて、脳の興奮を鎮める働きがあると言われています。また、睡眠の質を高めたり、高血圧の予防にも有用とされる注目のアミノ酸です。

◎玄米
玄米は栄養価が高い一方、硬く食べにくいのが難点。そのため、糠層を取り除いた〝分づき米〟があります。

◎発芽玄米
水に浸けて発芽させた玄米のこと。発芽に伴い眠っていた酵素が活性化し、GABAが増すといわれています。若干やわらかく炊き上がるものの表皮は硬く、消化吸収には不十分なのが難点。

◎酵素玄米（寝かせ玄米）
玄米を小豆と塩といっしょに炊き、保温し熟成させることで、さらに酵素を活性化させたもの。発芽玄米よりもGABAが増すといわれています。
ふっくらもちもちで、消化吸収の良さはダントツです。

芸能人もハマる、話題の酵素玄米とは？

玄米に小豆とお塩を入れ、高温高圧で柔らかく炊き上げた後、適温で保温しながら熟成させていく玄米ごはん。
消化不良を起こしやすい玄米と違い、子供から大人まで誰でも食べられます。
酵素玄米ごはんは、保温熟成する事でメイラード反応（糖化現象）が進み、甘味と旨みが増します。
玄米よりもさらに栄養価が高く、ポリフェノール、ナイアシンなど美容成分や、腸内細菌の栄養源となる「オリゴ糖」が豊富に含まれるため、腸内環境のケアに効果的です。
腸がきれいになると、
免疫力がアップし、美肌になるうえに、代謝が良くなるのでダイエットにも

手間さえかからなければ毎日食べたい…

おすすめの美容食です。
栄養価が非常に高い酵素玄米ですが、炊き上げるのに手間がかかることが難点でした。常に火加減を見ながら細かくタイマーをセットし炊き上げ、その後保温ジャーで熟成させていきます。講習会に出て講習を受けてから購入するものもあります。過程も楽しめる方にはいいですが、忙しい時はなかなか大変です。