商品をお届けするだけではなく、
お客様の心を明るくしたい。心が健やかな状態にあることも美容にはとても大切だと思うのです。
在るもの
「不幸な目にあわないことは、多くの幸福に恵まれることに等しい。」
ローマの作家が言った言葉です。
彼がどんなことを考え思い、この言葉になったのかは私には本当のところを理解することはできませんが、最近感じたことがあります。
“あたりまえ”の幸せを感じられる人が、人生が豊かになるということ。
例えば、奥さんがご飯を毎日用意してくれること、汚れた衣服を綺麗に洗い干してくれること、家族で一緒に過ごせること。
働ける場所があり一緒に頑張る仲間がいること、お給料がいただけることや賞与をいただけること。お客様から連絡をいただけること。
誰にでも当てはまることだと、ご飯が食べられること、布団で眠れること、明日のことを考えられること。
あたりまえは人それぞれで違うと思うのですが、あたりまえに今自分に”在るもの”には人間は慣れてしまい、何かを感じることが減ってしまうのが人間です。
心理学では「馴化(じゅんか)」というようです。
私自身、以前職場を退職したあとには”あたりまえ”を手放したとき、色々な感謝が湧いてきたことを思い出します。
手放したときに大切なことがまた、新たに見えてくるのです。
日頃から、手放す前からこの状況を作れたら、きっともっと豊かな人生が送れるのだろうなあと思いながら、この言葉を味わってみます。
「不幸な目にあわないことは、多くの幸福に恵まれることに等しい。」
不幸というと少し大袈裟な表現のようにも感じますが、「なんだか満たされていない」もしこう感じたなら、あたりまえの日々を何か一時だけ手放してみるといいのかもしれません。
”在るもの”に感謝できること。
すべてはあたりまえではないこと。
みなさまには、何がありますか?
今年の夏はコロナであまり外出はできませんが、少しでも夏気分を味わおうと思い、シェル(貝殻)ネイルをしてみました。手元を見るたび、トキメキを感じられます。おしゃれはやっぱり楽しいですよね♪
#13 編集部 片倉