ひとことコラム【vol.117】

商品をお届けするだけではなく、
お客様の心を明るくしたい。心が健やかな状態にあることも美容にはとても大切だと思うのです。

慣れ

約1年ほど、今までの毎日のルーチンを捨て、新しい環境で過ごしてきました。
その中で、多くの人に訪れる「慣れ」のなかでの気持ちの変化、行動の変化を感じることがありました。

そもそも人は、あらゆるものに「慣れる」生き物です。
毎日の仕事や家事などの単純作業はもちろんですが、大好きな食べ物や大好きな人であっても。心理学では「馴化(じゅんか)」と呼ぶそうです。
一見やっかいに感じるこの性質ではありますが、私たちにとって大切な性質でもあります。

例えば、新しい職場に勤めるとき、最初は緊張するということも多いかと思います。ですが、半年、1年とたっても、ずっと緊張でドキドキしていたら、ストレスで身体を壊してしまうでしょう。
大好きな男性にドキドキして心拍数があがる状態を何年、何十年とずっと同じように持ちながら生活し続けたら、健康に良くないようにも思います。
ですから、私たちを守ってくれている本能なのだと思います。

一方で、慣れてしまうと、最初の頃のような輝いた気持ちで接したり、取り組んだりする事が難しくなります。
ただただ流れ作業のようにこなしてしまったり、おっくうになったり、嫌々…というやらされ仕事です。
こうなると、自分自身にとっても”良い時間の使い方”ではなくなっている気がしますよね。ましてや、本当は自分にとって大切なもの(人)なのに、「慣れ」に邪魔されてしまい、関係性を無くしてしまいかねません。
逆に、「慣れ」を乗りこなせるようになれば、自分自身で自分の毎日をもっと豊かにできるようになると感じます。

「慣れ」との向き合い方は色々あります。
よく耳にする方法として、”目標を設定する”という方法があります。「●分以内に終わらせる」といった目標を設定して、達成したときのご褒美を用意しておく等です。ゲーム感覚で楽しくできそうですね。
他にも、”いつもと違う方法(プロセス)で取り組んでみる” など、 やり方を変えることも有効です。

ですが私が一番オススメしたいのは別の方法で、”ワクワクしていた時の事を思い出して、感謝する”というものです。

職場に慣れてしまったとき、働き始めた頃のドキドキやワクワクした気持ちを思い出すこと。ここで働ける環境が当然ではないという感謝の気持ちが蘇ってきます。自分にとっての働くことの価値も、もう一度思い返せるかもしれません。
例えば毎日何気なく食べているご飯。「疲れて帰ってきても、毎日ご飯が食べられるのは嫁のおかげだ」と感謝できます。
”日々感謝をすることは、慣れるまでの時間を引き延ばすことができる”そんな研究結果もあるそうです。

環境によって感謝する内容や対象は様々だと思いますが、誰でも同じように、お金を使うことなくできる方法です。
ぜひ、皆さまと一緒に”ワクワクしていた時の事を思い出して、感謝する”ことを実践して、自分の人生をより豊かにできると良いなと思います。

3年前に「タイ|に行った時の写真です!
親日国ということもあってとても温かい国で、写真で思い出を振り返るとまた行き”タイ”とトキメキます!

#24 スタッフ 川邉

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