ホリスティキュア®メソッドとは?

健康寿命を伸ばすため要注目の未病ケア

人生100年といわれる時代。平均寿命だけでなく健康寿命にも関心が向けられるようになりました。健康寿命とは、「健康上の問題で制限されることなく日常の生活ができる期間」のこと。現在日本人の平均寿命と健康寿命には約10年のギャップがあるとされ、この差を減らすことが重要な課題となっています。

今回はその健康寿命を伸ばすため、独自のメソッドで未病ケアに取り組む登坂正子先生を取材しました。

ホリスティキュア®メソッド開発者 登坂先生 特別インタビュー

まずは登坂先生に、ホリスティキュア®メソッドの概要や開発の経緯について教えていただきました。

心と体の総合的な健康を目指して

ホリスティキュアとは、ギリシャ語のHOLOS(全体)とCURE(治癒・対策)から生まれた言葉。「人間全体を丸ごと診る」ことを指しています。現代の医学は「病気を診る」ことが主流ですが、それとは異なり「人を診て個々に最適な心と体の健康を目指す」というのがホリスティック医学の基本的な考え方です。

その上で私が着目したのは、微量栄養素であるミネラルです。ミネラルは生理機能の維持・調節に関わる、人体にとって必要不可欠なもの。ミネラルバランスの崩れは未病の状態であると捉え、「個々に最適なミネラルバランスを整えるための科学的根拠に基づいた未病ケア」を行うことを、ホリスティキュア®メソッドと呼んでいます。

医学と栄養学をつなぐミネラルヘルス®

私は循環器専門医として診療を続ける中で、医学的な原因が見つからないにも関わらず心身の不調を訴える方々とたくさん出会ってきました。そしてそんな不調に悩む方々の多くが、体質に合わない食習慣や、自己判断による間違ったサプリメント・健康食品の摂取などにより、ミネラルバランスの崩れた状態にあることが分かってきたのです。

病気は、ある日突然発症するものではありません。なんとなく調子が悪い”未病”の段階でケアをすれば、病気を予防することができます。また高血圧や高脂血症などの生活習慣病においても、ミネラルバランスを整える「ミネラルヘルス®」を実践することで、飲んでいる薬を減らしていくことも可能なのです。

本来、医学と栄養学は対等につながるべきだと私は思います。病気になってから食事指導を行うよりも、病気そのものの予防や病気進展予防のための「食育」が大切だと考えています。

健康寿命・少子化問題にミネラルを役立てたい!

未病ケア「ミネラルヘルス®」により病気の予防・進展予防ができれば、健康寿命を伸ばすことができます。また過去の臨床例や研究の成果から、ミネラルが妊娠基礎力を高め婦人科系症状の改善にも役立つことが明らかになっており、少子化対策にも役立ちます。人々がより健康で生き生きと過ごせること、それにより地域や社会が活性化することが私の願いです。

微量でも影響力大!重要なミネラルバランス

骨や血液の材料となり、生理機能の維持・調節にも欠かせないミネラル。適量をバランスよく摂る必要があります。

ミネラルバランス崩れのサインを見逃すな!

病院で検査をしても異常が見つからないのに、なんとなく調子が悪いという「未病」の状態。それはミネラルバランスの崩れによるものかも。体にとって必要なミネラルの不足や、摂りすぎによる過剰、あるいは有害ミネラルの蓄積が、不調の一因となっている可能性が大

いつの間にか崩れがち!現代人のミネラルバランス

ミネラルバランスが崩れる原因には次のようなことが挙げられます。自身でよかれと思ってやっている生活習慣や食生活が、返ってミネラルバランスの乱れを引き起こしている場合もあり、注意が必要です。

体に悪影響を及ぼす健康の敵、有害ミネラル

私達の生命活動に欠かせないミネラル。一方でミネラルの中には私達の体に悪影響を及ぼす有害ミネラルもあります。知らず知らずの間に体に蓄積され、代謝の過程を阻害して様々な症状を引き起こしやすくします。

デトックスこそが有害ミネラル排出の鍵

現代の日常生活では、残念ながら有害ミネラルを完全に避けることは不可能です。それよりも入ってきた有害ミネラルをいかに排出するかに重点を置き、日頃からデトックスを心がけるとよいでしょう。

有害ミネラルが体内に入り込んだ場合、便から75%、尿から20%、汗から3%、髪と爪からそれぞれ1%が排出されます。そのため、一番大切なのは毎日の快便。腸環境を整え、しっかり便として排出することが大事です。

ストレスが多い人に不足しがちなミネラル

実はミネラルの中にはストレスによって減りやすくなるものがあります。それは亜鉛・カルシウム・鉄・マグネシウムの4つ。特に閉経の前後10年といわれる更年期の女性は、心のストレスだけでなく、ホルモンの乱れが引き起こすストレスや、家族・キャリアの問題など環境によるストレスを抱えている方が多く、4つのミネラルが不足しがち。

次項でご紹介するポイントをふまえ、日頃から意識してミネラルバランスを整えるようにしましょう。

未病ケアの第一歩!ミネラルバランスを整えるために日常的に心がけたい7つのポイント

では一体どうすればミネラルバランスを整えることができるのでしょうか。対策のポイントを登坂先生に教えていただきました。

自分のミネラルバランスを知る

まずは自分のミネラルバランスがどういう状態なのか、知らなくては対策ができません。検査機関で「オリゴスキャン」検査を受けることで、体内のミネラルバランスや有害ミネラル蓄積の状況を測定できます。ホリスティキュアグループのクリニックの他、全国各地のクリニックなどで検査を受けられます。

有害ミネラルのデトックスを意識した食事

デトックスには「硫化アリル」を含む食材がおすすめ。玉ねぎ、ネギ、ニンニク、パクチーなどニオイの強い野菜に多く含まれています。また味噌やぬか漬けなどの発酵食品は、腸内環境を良好に保つことに役立ちます。

個々の体質に合わせた食事の仕方

毎日食事を摂っていても、食べたものがきちんと消化・吸収されていないと栄養素が体内に十分に取り込めません。どんな食べ物や食べ方が合うかは、人それぞれ。ホリスティキュアグループのクリニックでは独自に開発された「ホリスティキュア酵素体質チェック」を受けることができ、自身に最適な食生活や不足しやすい酵素、避けた方がよい食品などが分かります。

正しい知識を得る

世の中にはたくさんの健康法があり、「●●を食べると健康によい」「●●が長寿の秘訣」などといった情報が巷に溢れています。ですが体質は人それぞれで、誰もが同じ方法で健康になるわけではありません。科学的根拠に基づいた正しい知識を得て、自分の体質に合った健康法を続けることが肝心です。

偏った食習慣をしない

食事で栄養が偏ると、ミネラルバランスが崩れてしまいます。肉や卵だけ、炭水化物だけ、といった偏った食生活は避け、様々な栄養素をバランスよく摂るようにしましょう。

適度な運動

骨密度や筋力を高め、生活習慣病の予防にもつながる運動。アスリート並みの激しい運動は、活性酸素を促進し酸化ストレスを引き起こしますが、適度な運動はミネラルバランスの整った健康的な体づくりに役立ちます。また運動をして汗をかくことは、デトックスにもつながります。

ストレスの発散

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、たんぱく質から作られますが、その合成にはミネラルとビタミンが欠かせません。またミネラルはストレスによって失われることから、心を整えることとミネラルバランスを整えることは相関関係にあるといえます。ストレスを減らし、心の健康を保ちましょう。

未病ケアは早く始めるに越したことはありません。ただ間違った知識でセルフケアを行うことは、よい結果を出しません。特にサプリメントの選択には注意が必要です。また世間には様々な健康法が出回っていますが、体質に合わなければ悪化する可能性もあるため、安易に飛びつくのはやめておきましょう。体質により消化吸収力にも違いがあることも知っておくといいですよ。個々の体質に合わせることが一番大切です。

登坂先生の診療・検査が受けられる機関はコチラ

医療法人 淳信会 ホリスティキュア メディカルクリニック

東京都中野区鷺宮3丁目9-27
TEL:03-5356-8170
診療時間:水・木・金・土(祝日は除く) 10:00〜15:00
※自費診療・予約制 ※遠隔診療も対応可、ご相談ください
https://www.holisticure.jp/
オリゴスキャン検査:16,500円(税込・診察料他別途要)

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