私のしあわせがあるから 他の人のしあわせがある
「子供のために私が頑張らないと…」「家族のために私が我慢しないと…」
自分を犠牲にし、他者のしあわせを優先して生きることは、これまで美徳とされてきました。特に女性において自分の人生を生きることを許されるようになったのは、歴史的には実はつい最近のことなのです。概念としては理解できても、実際にそれを生きることはまだ未知の世界です。時代が変わり、人生における選択肢が増えてもずっと何かが満たされず、本当のしあわせとは何かを漠然と模索している感覚を抱えています。
人にとってのしあわせは、「愛し、愛される」という体験の中に起こります。
そして、自分が自分を愛することからしか始まらない、という事実はほとんど理解されていません。自分を愛せないまま他の人を愛そうと尽くしても、やればやるほど見返りとしての愛を求め、それが得られないと怒りや虚しさになっていきます。自己犠牲から愛を体験することは決してできません。そして、「アイラブミー」の本質は、私を快適に楽しくしてあげることではなく、誰よりも自分が“ありのままの自分”を認め、受け容れるということです。これは甘やかすということではありません。どんな感情や思考があったとしても、自分の中にあることをただあるものとして認めるのです。ありのままの自分を受け容れたとき、内側にある愛のエネルギーが満ちていきます。これを自己愛と呼びます。空いたコップに水を注ぐのは自分です。他の人には、誰にもできないのです。そして不思議なことに、自分のコップの水が自己愛で溢れ出したとき、人は初めて愛を受け取り、他からの愛も感じられるようになるのです。アートフルネス絵本「0(ゼロ)を生きる」はこの自己愛を育む旅とはどのようなものかを表現しています。1人でも多くの女性が「アイラブミー」の世界を生きられること、この絵本がその一助になることを願ってやみません。
人間の内面と外側の現実のつながりを理解する智慧(HMT)を体系化し、経営者や子育て中のお母さんなど幅広い層に新しい意識から生きる方法を伝えている。 http://hmt.llt.life/