発酵大国日本の発酵食品を掘り下げ、皆様に発酵の魅力をより味わっていただくコーナー!
スタッフ自ら探したお取り寄せできる素敵な商品もご紹介します!
自宅にいながら、目で舌で、全国を旅しましょう!
第10弾 秋田県
日本海に面し、温泉に恵まれている秋田県。そんな秋田県は独自の郷土料理や伝統料理が豊富で、「食の宝庫」と呼ばれています。特に、味噌や醤油、納豆など、発酵食品が多く食べられています。その理由は、冬の期間が長く、食品を長期間保存しておく必要があるから。よりよい状態で、より長く食材を保存できるよう、発酵食文化が発達したといわれています。また、秋田県はお米の生産量が多く、お米から作る「麹」を使った発酵食品も豊富です。例えば、秋田味噌は通常の味噌と比べて麹の割合が多く、麹の香りと甘味が感じられます。今回はそんな秋田県の発酵食品をご紹介します。
いぶりがっことは、生大根を燻し、米ぬかで漬けて作られる秋田県の発酵食品です。「いぶり」は燻ること、「がっこ」は漬物を意味します。雪国として知られる秋田県では、漬物として使用する大根をそのままにしておくと凍ってしまい、また天日干しだと十分大根を干せません。そのため、燻すことによって大根を干す、いぶりがっこが作られるようになりました。囲炉裏の火を使って燻すのが特徴で、それによって独特の色合いと風味が生まれます。