冬はマストの乾燥対策~セルフケアでできること~

美肌の大敵!「乾燥」冬は特に注意が必要

寒さが厳しい季節。この時季は肌の乾燥が気になるという方も多いのではないでしょうか。

冬はそもそも気温が下がることにより、空気中に含むことができる水分の量(飽和水蒸気量)が大幅に減少します。また日本では地形と気団の関係上、日本海側よりも太平洋側で特に湿度が低下する傾向にあります。

さらに冬ならではの生活スタイルや、ふだんの間違ったお手入れがさらなる乾燥を招いていることもあるため注意が必要。

今回は、この時季特に気をつけておきたい肌の乾燥対策について特集します。

角質層の働きの低下で肌が乾燥した状態に

肌は表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立ちます。このうち、一番外側にある表皮は、皮脂膜と角質層に覆われ、肌の水分・柔軟性を保つと共に、外部刺激や細菌などから肌を守るバリアとしての役割を担っています。

肌の乾燥とはすなわち、この角質層が正常に機能していない状態。「天然保湿因子」と呼ばれる肌本来が持つ天然のうるおい成分が不足し、バリア機能が失われて水分が逃げやすい&外部刺激を受けやすい
状態
になっているのです。

肌本来の機能が損なわれるその原因は一つじゃない!

角質層の働きを阻害する原因は、大きく分けて3つ。

肌の乾燥を招く3大要因

❶ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)の乱れ
生活習慣の乱れやストレスが原因に。加齢の影響も大きく、40代では20代の2倍も周期が遅くなってしまうというデータが。

❷環境的要因(空気の乾燥など)
暖房器具使用時、加湿をしないまま室温だけが上がると、空気中の水分量の割合(相対湿度)が下がり、乾燥がさらに進みます。

❸紫外線によるダメージ
紫外線を過度に浴びた場合、肌の中で炎症が起こります。これにより肌のバリア機能が失われ、水分を保持できなくなります。

この他、加齢による皮脂分泌量の低下や天然保湿因子の減少、摩擦による刺激、栄養不良なども肌の乾燥を加速させます。

それって乾燥のサイン!?悪化する前にケアを

一般的には秋風を感じるくらいから、空気の乾きを察知する方が多いようです。そのタイミングを見逃さず、実際に肌の乾燥サインが出始める前から対策をするようにしましょう。

乾燥が悪化すると皮脂欠乏症になることも

皮脂欠乏症は、皮膚表面の皮脂が少なくなり、その結果角質層の水分が蒸発し乾燥した状態。ひどいかゆみのせいで、人によっては、強くかきすぎ皮膚がめくれてしまうことも。また炎症を伴う湿疹や、皮膚が魚のうろこのようにはがれてしまう「鱗屑(りんせつ)」と呼ばれる状態を引き起こしたりもします。そうなると見た目が気になるだけでなく、ちょっとした外部の刺激にも敏感になり、かゆみや痛みを余計に感じやすくなります。

ケアアイテム選びのポイント

Point1

乾燥がひどい場合は、最後の仕上げにオイルを使うと水分の蒸発が抑えられます。保湿効果が高いとされるホホバオイル・アルガンオイル・馬油などを選ぶとよいでしょう。ただし脂性肌の人が油分の多い商品を使うと肌の炎症やニキビの原因になる恐れがあるため、注意が必要です。

Point 2

乾燥対策用には、「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分が配分されたアイテムを選ぶと◯。また「コラーゲン」や「アミノ酸」は肌のハリや弾力を保つ働きがあるため、みずみずしい肌づくりに活用できそうです。

アイムピンチ美容液の主成分「コラーゲン発酵活動エキス」には、肌のバリア&水分保持機能を改善させる働きや、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生を促進する働きがあります。乾燥対策にぴったりなので、ぜひご活用ください!

Point 3

意外とトラブルが多いといえば、メイク落とし。オイルやバーム系のものは皮脂を取り過ぎてしまう傾向があります。年齢に応じて皮脂は少なくなるため、大人肌にはジェルやミルクタイプの方がおすすめ。また使用する際は摩擦をなるべく減らすため、短時間で済ませましょう。

ケアのタイミングと基本の流れ

まだまだあった!おうちでできる乾燥対策

自宅でできるセルフケアの方法はさまざまですが、ここからは体の外側と内側、異なる2つのアプローチでの乾燥対策をご紹介します。各ポイントをおさえ、今日できることから実践してみてください。 

体の外側からできる乾燥対策

お風呂で湯船につかる

湯船に浸かると血流がよくなり、自律神経が整うことで、肌の新陳代謝が活発になります。汚れが落ちやすくなり、角質が柔らかくなるおかげで、湯上がり後の保湿成分が浸透しやすくなるというメリットもあります。

紫外線を防ぐ

紫外線は雲やガラスを透過し、室内にも届きます。室内にいても油断せず、日焼け止めを塗る・窓ガラスに紫外線カットを施すなど、対策をしましょう。

湿度をコントロールする

暖房器具を利用して室内の空気が乾燥したままでは、肌からの水分が奪われてしまいます。加湿器などを使って、湿度40~60%の範囲をキープするようにしましょう。

体の内側からできる乾燥対策

食事と水分補給

栄養不足はターンオーバーに悪影響を及ぼします。皮膚を構成するコラーゲンはたんぱく質の一種です。コラーゲンを生成するためにはビタミンCや鉄分が必要。またダイエットのために脂肪分を極度に控えるのもNG。様々な栄養をバランスよく摂取するように心がけましょう。

さらに、体内の水分量を意識することも大切。のどが乾く前に細かく水分を摂ってください。常温水か、白湯がおすすめです。

血流を改善する

血流が悪くなり、肌に栄養や酸素が十分に行き渡らなくなれば、肌のターンオーバーがスムーズに行われません。特に冷えやすい冬は血流が滞りがち。体を温め、新陳代謝をよくしましょう。部屋の中でストレッチやヨガをしたり、軽くマッサージしたりしてみては?

睡眠をしっかりとる

肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」のほとんどは、睡眠中に分泌されます。特に眠りに入ってから最初の3時間が重要。「成長ホルモン」が最も多量に分泌される時間帯です。美肌をめざすなら、質のよい睡眠を毎日しっかり確保して。

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