生活調査隊が行く!靴下・ラブ

部屋を温めても最後に温かくなるのは足、1分でも早く温めたくて編集部は靴下をはきます。それもファンヒーターの前で少し温めたふわふわの靴下です。幸せ…と想像した時、はたと気づきました、片思いだと。靴下のことをあまり知らないのです。そこで編集部は奈良県へ向かいました。

●取材協力:奈良県靴下工業協同組合 / 株式会社鈴木靴下

靴下ソムリエさんに話を聞いてみたい!

なぜ奈良県へ向かったのかというと、靴下生産量日本一だからです。訪ねたのは株式会社鈴木靴下の2代目鈴木和夫さんと、娘のみどりさん。お二人とも靴下ソムリエでもあります。

無人駅の改札で編集部を歓迎

奈良県の北西部に位置する三宅町。そこに協同組合の大坪さんにご紹介いただいた株式会社鈴木靴下さんがあります。わざわざ鈴木社長が駅へ迎えにきていただくことに。無人駅の改札から身を乗り出すように編集部を待っていらっしゃり、とても温かく出迎えてくださいました。

丁寧に大切に靴下は製造されています

早速、工場を見学させていただきました。靴下づくりの素材は繊維です。金属ではありませんが、温度や湿度によってムラができるので「工場は1年中、温度と湿度を管理しています」と鈴木社長。

教えて!足のガサガサが気になる!

足の美容に米ぬかソックス

鈴木社長が発案して開発した米ぬか繊維で編んだ靴下。ここにしかない商品です。保湿性があり滑らかなはき心地で人気。かかと部分にシリコンがついた、かかとケアに特化した商品もあります。

「昔は農家の副業に靴下を製造していました。鈴木さんは今も米をつくられており、米ぬかへのもったいないという思いもあったのでしょうね」と大坪さん。

お客さまの悩みに寄り添うショップ

米ぬかソックスというブランドが誕生したことを機会に、工場の近くにショップを構えました。「ファンづくり、物づくりへの思い(=お客さまの悩みに寄り添う)を伝える場所、地域貢献の拠点にしたい」とみどりさんは話されます。

教えて!冬は手足の乾燥が気になります。

あったか・乾燥対策に手首・足首ウォーマー

保湿性のある米ぬか繊維を使用したこれらの商品で、足や手をしっとり保温しよう。

教えて!足のむくみがひどいんです…

足のつらいむくみに悩む祖父のために開発

「祖父は足のむくみが酷く靴下の締め付けがつらいと言っていました」とみどりさん。そこで開発したのが「締め付けない靴下」です。ゆったりなのにずれにくいのがポイントです。

教えて!家に帰ったら、足を開放したい!

仕事で疲れた足を優しくリラックス

撮影時のモデルさんイチオシが下の写真のルームソックスだそう。開放感がありながら温かいのが良かったのでしょうね。

教えて!足がなんだかムズムズする…

5本指靴下で指の間を快適に

足の指と指の間に汗をかいているのかもしれません。5本指靴下で爽やかに! 他社ではありますが、有名スポーツ選手も5本指靴下をはいているそうです。踏ん張りがきくのでウォーキングなどの運動をこちらでやってみてはいかがでしょう。

教えて!足の蒸れと匂いが気になります。

元CAが開発した消臭ストッキング

みどりさんは国際線の元CA。長時間のフライトがある自身の経験から消臭ストッキングを開発!TVで取り上げられるなど話題になりました。

教えて!足もとが冷えるんです。いい靴下はありますか?

足の冷えとりに4層構造の靴下を

断熱・発熱糸などで編まれた靴下。それを2層、3層と繰り返した靴下はありますが、鈴木靴下さんでは4層までいっています。「会社の人が率先してはくほど温かい」とみどりさん。

■株式会社鈴木靴下 ショップ

奈良県磯城郡三宅町小柳1-1
TEL 0745-43-9138
●会社ホームページ:https://www.suzuki-socks.co.jp/
●オンラインショップ:https://www.suzuki-socks.shop/

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