春からスタート!学びなおしの美容学

Lesson#1 振り返り!美容成分のキホン

いつも自分が使っている美容アイテムの細かい成分や効能のこと、あるいはテレビや雑誌等でよく見かける美容ワードについて、知っているつもりでも実はよく分からないなんてことはありませんか?
そこで新しい春のスタートと共に、美容にまつわるアレコレを振り返る学び直しの美容学を始めます。今回のテーマは「美容成分」です。

コラーゲン発酵活動エキス
研究開発部長

平松 直人

アイムピンチ美容液の製造に携わる一人で、主に発酵技術を活用した研究を日々行う。これまでに観察してきた微生物は1000株以上。発酵を愛し、公私にわたり発酵に人生を捧げてきた”発酵オタク”。美容・健康の製品開発研究者として、成分・原料の幅広い知識を持つ。

アイムピンチ美容液の主成分「コラーゲン発酵活動エキス」とは?

アイムピンチ美容液には、日本初の独自技術(※1)で開発された「コラーゲン発酵活動エキス」がおよそ30%の割合で高配合されています。原料は国産の大豆と米ぬかで、納豆菌を加え約8日間かけて発酵させたものです。「コラーゲン発酵活動エキス」には、肌などに存在する線維芽細胞を活発に増殖させる作用(細胞賦活作用)や、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生を促進する作用があることが分かっています。

コラーゲン発酵活動エキス:セラビオ®のこと
※1:2016年統計研究所調べ

肌は、表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立ちます。

表皮

皮膚の一番外側にある厚さ約0.2mmの薄い膜。外部刺激や細菌などから肌を守る、バリアとしての役割を担う。

真皮

皮膚組織の大部分を占める、肌の本体。繊維状のコラーゲンが大部分を占め、その間をヒアルロン酸などのゼリー状の成分が水分を抱えながら満たす。

皮下組織

最も内側にある組織。大部分が皮下脂肪。筋肉や骨を傷めないよう、クッション的な役割を持つ。

ここがスゴイ!「コラーゲン発酵活動エキス」の3大美容効果

植物由来の発酵が生み出すパワーが凝縮された、「コラーゲン発酵活動エキス」。その主な働きをご紹介します。

優れた細胞賦活(ふかつ)作用

コラーゲン発酵活動エキスには、肌などに存在する線維芽細胞を活発に増殖させる作用があります。同じく植物由来で細胞賦活作用を持つプラセンタエキスとの比較実験を行ったところ、コラーゲン発酵活動エキスの方により高い活性が認められました。

コラーゲン・ヒアルロン酸産生を促進

ヒトの線維芽細胞を用いた実験において、コラーゲン発酵活動エキスを与えられた細胞がコラーゲンとヒアルロン酸を活発に産生するようになったことから、コラーゲン発酵活動エキスがシワ・たるみの改善に効果を発揮することが期待されています。

バリア・水分保持機能を改善

表皮で角質細胞同士をつなぎ、肌の水分を保つ役割を持つセラミドの産生を促進。セラミド量を増加させることにより、角質細胞間のラメラ構造を補強して、肌のバリア機能や水分保持力を向上させます。

もっと知りたい!美容の定番成分のコト

コラーゲン発酵活動エキス以外にも、巷でよく聞く美容成分には気になるものがたくさん。特徴や期待できる効果などを、改めて学びましょう。

美容成分にまつわるQ&A

美容成分などが書かれた化粧品のラベル表記について、気になっていたギモンを平松部長にぶつけてみました。

スキンケア商品のパッケージに書かれている、化粧品と薬用化粧品はどう違うの?

薬用化粧品は医薬部外品ともいわれ、表記は医薬品医療機器等法と呼ばれる法律で定義された分類に基づいて行われています。医薬部外品と聞くと「化粧品よりも効果が高そう」と思われる方もいらっしゃるようですが、実際には目的や使用方法が異なるため、一概にそうともいえません。商品を選ばれる際は、配合されている成分を成分表で確認し、使用感をテスターなどで試した上で、ご自身の目的や肌に合うものを購入されるといいですよ。

「合成香料不使用」「合成着色料不使用」ってどういうこと?

合成香料・合成着色料はどちらも化学的に合成されたもので、天然のものよりも安価で品質が安定しているため、化粧品では安全性が確認された成分が使われます。どちらも商品の使い心地や見た目、品質保持などに関わる成分のため、各メーカーにより取り扱いが異なります。アイムピンチ美容液ではどちらも使用していません。全成分をホームページに記載していますので、ご確認ください。

化粧品の成分表を見るときに、気をつけておくといいことは?

昨今〇〇フリーを訴求するコスメが増えています。合成香料・着色料など肌刺激の懸念のある成分を不使用にする、意味のあるフリーならいいのですが、時にはただフリーを訴求したいがためのものも見られます。〇〇フリーだから、そしてフリー項目が多ければ、より安心・安全というわけではありません。意味のないフリー記載に惑わされず、ご自身の肌質(特定の成分に対して肌刺激を感じやすいか)、信念(オーガニック系原料を好む等)に合わせて成分を確認し、コスメをお選びください。アイムピンチ美容液のように全成分が表示されていると、より安心だと思います。

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