NIPPON発酵めぐり「第4弾 沖縄県」

発酵大国日本の発酵食品を掘り下げ、皆様に発酵の魅力をより味わっていただくコーナー!
スタッフ自ら探したお取り寄せできる素敵な商品もご紹介します!
自宅にいながら、目で舌で、全国を旅しましょう!

第4弾 沖縄県

日本の中でも独自の文化を持つ沖縄県。独自の食べ物や飲み物が多い沖縄県には、やはり沖縄県ならではの発酵文化が存在します。そもそも沖縄県は、発酵に適した環境にあります。亜熱帯気候と呼ばれる気候に属し、平均気温が約23度、年間降水量2,000ml以上と1年中暖かく、雨が多く降ります。実は、発酵に利用する発酵菌も、約30度と比較的暖かい気温かつ湿気の多いところで活発に働くため、沖縄県はその土地自体が発酵に適しているんです。逆に腐敗もしやすいといえますが、そんなときは発酵食品のひとつ、泡盛が活躍。アルコール度数が高いため、食材などの腐敗を防いでくれます。沖縄県では、みそを作る前に泡盛でタルを拭いて消毒することもあるんだとか。今回はそんな沖縄県の発酵食を調査してみました。

豆腐ようは、沖縄県が琉球王国であった頃、首里城で来賓の歓待に欠かせない高級珍味でした。島豆腐を米麹、紅麹、泡盛によって発酵・熟成させた発酵食品のことをいいます。インパクトのある赤色は、紅麹による自然由来のもの。麹菌によって発酵することにより、まるでチーズのようなコクのある味わいを楽しめます。食べるときは、爪楊枝などで少しずつ食べるのがポイントです。

油みそは、沖縄県の家庭で常備食として作られる郷土料理。みそと豚肉などを炒め、砂糖や泡盛などを加えて作られます。沖縄県では、みそと豚肉が重要な保存食であったことから、これらを結び付けて常備食にしたのだとか。みそといっても、みそ汁にするのではなく、ご飯に乗せたり、おにぎりの具として食べるのが一般的です。

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