MIRAI 駆け込みクリニック vol.4

脳のゴミをデトックス!

人生100年時代だからこそ、いつまでも元気でいたい!
そう願うのは当たり前なことですよね。その一方コロナ禍で、出かけたり、人と話す機会も減りがちなのではないでしょうか。
こうした長引く巣ごもり生活が認知症のリスクを高めているとも言われています。
そこで今回は、日々の食事を少し気遣うだけで脳が軽やかに動き出す食習慣をお伝えします!

伊藤 たえ 先生

脳神経外科、脳卒中専門医として、都内クリニックにて脳ドック、頭痛、認知症、頭部外傷、脳卒中などの診療に励む。仕事も育児もがんばるママさん女医。

アメリカでは認知症発生率は減っている!

欧米ではこの30年ほどで認知症の発生率が減ってきているのをご存知でしょうか。ボストン大学の研究によると、アメリカでは1980年頃に比べて2010年頃の発生率は4割以上少なくなっているという報告があります。しかも発症年齢は年々上がって、発症から亡くなるまでの年数は短くなっているのです。その理由は、生活スタイルの変化や高血圧の治療など医療対策が功を奏したと考えられているようです。放っておくと認知症になる人の中でも、多くはきちんと対策をすれば発症を免れます。コロナ禍の今こそ、できるだけ早く対策を始めていきましょう!

脳の老化は「脳のゴミ」が原因?

アルツハイマー病は、アミロイドβと呼ばれるたんぱく質の塊(ゴミ)が脳に溜まって起こると言われています。この脳のゴミが溜まる原因として考えられているものの1つに、日々の食事があります。食事から取り込んだ有害物質が脳に侵入すると、脳を守ろうとアミロイドβが集結します。しかし、アミロイドβは増えすぎると一転して脳神経を破壊する動きを始めてしまいます。

認知症リスクを下げる食事法

食事に含まれる有害物質とは、加工食品などの添加物。そして、農作物などに使われる化学肥料や防カビ剤などです。とはいえ、全てを避けた食事をすることは難しい現状があります。そこで、溜め込んでしまった有害物質は食事でデトックスすることをおススメします。

脳にゴミを溜めない食べ方ルール

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