MIRAI 駆け込みクリニック vol.8

UVケア – シミは消える?消えない?紫外線とシミの関係

日差しが強くなってくると、紫外線が気になりはじめますよね。女性にとって、紫外線はお肌の天敵ともいえる存在。特に気になるのが、「シミ」への影響ではないでしょうか。そこで今回は、紫外線とシミとの関係を詳しくお伝えします!

熊田 朗子 先生

なないろスキンクリニック(茨城県)院長
荒木病院(石川県)美容皮膚科・皮膚科
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

富山医科薬科大学(現 富山大学)医学部卒業後、金沢大学医学部皮膚科学教室入局。石川県内の公立病院皮膚科勤務を経て、都内、千葉県、茨城県で美容皮膚科の研鑽を積む。茨城県と石川県を往復しながら、患者さまのライフスタイルなど幅広い視点から、美しい肌を手に入れる治療法を提案している。スキンケアや栄養指導も重視している。

改めておさらい!紫外線対策Q&A

Q1 紫外線を浴びるとお肌にどんな影響があるの?

紫外線には「UV-A」と「UV-B」という波長があります。UV-Aは肌の真皮まで届き、肌のハリや弾力の低下、シワ、たるみを引き起こします。UV-Bは肌表面に対する影響が強く、メラニンを生成してシミやそばかすの原因となります。

Q2 紫外線対策は夏だけでOK?

日差しが強くなる夏の時期だけしかUVケアをしないのは危険です!気象庁のグラフを見てみると、2月~10月までずっと中程度以上の紫外線が降り注いでいることがわかります。これは、十分肌に影響を及ぼす強さです。そのため日焼け止めは、1年中使用することをおすすめします。

Q3 日傘があれば日焼け止めはいらない?

日傘を差していても、日焼け止めは必須です!というのも、紫外線は反射するため、日傘だけでは地面から反射した紫外線を防ぎきれないのです。

紫外線とシミとの関係って?シミ対策Q&A

Q1 紫外線を浴びてどれくらいでシミができるの?

シミのもとである「メラニン」は、紫外線を浴びてからたったの〝4~5秒〟で生成の指令が出されます。そしてその3日後には、メラニンが作られ始めます。そのまま放置すると、3年後にはシミとなって出てきてしまう可能性が高いです。

Q2 できたシミは消せるの?

ターンオーバーによって、メラニンを含んだ細胞を排出する、もしくはメラニンを還元させることにより、シミを薄くすることはできます。しかし、シミができた皮膚はターンオーバーが滞りがちなので、しっかり保湿ケアをして根気強くターンオーバーを促進しましょう。

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