みなさまのアイデンティティならぬ「みそデンティティ」は何ですか?
「みそ」は文化や伝統として地域に根を張り、各家庭ごとに母の味としていろんな記憶と結びつき、自分をつくっていく大きな要素である気がするのです。
自分探しの旅のように「自分みそ探しの旅」へみなさまをいざないます。
目次
自分みそ探しの旅を楽しみましょう!
1970年代に流行ったディスカバー・ジャパンではありませんが、いろんな文化に触れることで自分を見直していくということは、いつの時代も必要なことのように思います。
それを「みそ」でしよう!というのが今回の企画です。
みそ知る情報①
みその違いを知ろう!
好みの「みそ」を見つけるために分類を理解しましょう。
●麹(こうじ)の違い
「みそ」の風味を決めるのが麴菌です。米麹、麦麹、豆麹があり、それぞれ「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」となります。これを混合した「調合みそ」もあります。
●味の違い
「甘みそ」「甘口みそ」「辛口みそ」と味にも違いがあります。辛さ加減を決めるのは食塩の量と麹歩合。麹歩合とは大豆に対する麹原料(米や麦)の比率です。塩の量が同じならば、熟成期間や製法にもよりますが、麹歩合が高い方が甘口です。
●色の違い
「白みそ」「淡色みそ」「赤みそ」と分類することもできます。発酵と熟成にかける時間(醸造期間)が長くなるほど色が濃くなります。
※「みそ健康づくり委員会」制作の「新みそを知る」より再編集
みそ知る情報②
日本の約8割が米みそ、九州地方は麦みそ、東海3県の豆みそ
約8割を占める「米みそ」。主に北関東から東北、北海道では赤褐色、長野県、北陸、中国地方の日本海側は淡色の「辛口みそ」が生産されています。
「麦みそ」の主な生産地は九州と中国、四国地方の一部。九州地方では比較的熟成期間が短く、甘口で淡色が多く生産されています。
「豆みそ」は愛知県、三重県、岐阜県で主につくられています。熟成期間が長く濃厚なうま味が特長です。
※「農林水産省」制作の「aff(あふ)2021年2月号『今昔、豆の加工品』」より再編集
みそ知る情報③
みそなど発酵性大豆食品は死亡リスクを低下させる
大豆食品全体の摂取量は、死亡との明らかな関連は見られませんが、男女ともに発酵性大豆食品の摂取量が多いほど、死亡全体(総死亡)のリスクの低下がみられました。さらに納豆、「みそ」、豆腐について死亡リスクとの関連を調べたところ、女性では納豆や「みそ」の摂取量が多いほど死亡リスクが低下していましたが、男性ではその傾向は見られませんでした。
(国立がん研究センター:大豆食品、発酵性大豆食品の摂取量と死亡リスクの関連 2020年)
※「みそ健康づくり委員会」制作の「新みそを知る」より抜粋
みそ知る情報④
「塩分ひかえめ」「減塩」の表示基準は?
食品表示基準によると、「みそ」について「塩分ひかえめ」「減塩」等と表示するには、比較対象の「みそ」(「自社従来品」など)と比べてナトリウムの含有量が100g当たり120g以上の絶対差があり、かつ比較対象の「みそ」よりお逓減されたナトリウムの含有量(相対差)が15%以上であることが必要です。
※「みそ健康づくり委員会」制作の「新みそを知る」より
実食!
佐野みそ 亀戸本店
東京都江東区亀戸1丁目35-8
TEL 0120-120-685
【ホームページ】
https://sanomiso.com
【佐野みそオンラインストア】
https://shop.sanomiso.com
店内には「おみそ」のいい香りが立ち込めています。
出汁、調味料、漬物、梅干しからプリン、みそパン、みそキャラメルソースまで揃い「みそのデパート」です。
イートイン味苑(あじえん)
亀戸本店ではイートインコーナーがあり「みそ汁」とご飯のセットメニューやスイーツが楽しめます。
「白いみそ汁」は櫻島と幻蔵、「赤いみそ汁」は巖木山と八丁みそを合わせました。美味しい「みそ汁」は体が目覚めるような感覚があり、笑顔になります。デザートのフレンチトーストもコクがあり、スイーツの奥行を広げていました。