NIPPON発酵めぐり「第16弾 京都府」

アイムピンチ美容液の特徴である「発酵」を使った発酵食品を掘り下げ、皆様に発酵の魅力をより味わっていただくコーナー!
お客様から教えていただいた、お取り寄せできる素敵な商品もご紹介します!
自宅にいながら、目で舌で、全国を旅しましょう!

第16弾 京都府

三方を緑豊かな山々に囲まれ、鴨川など清流の恵みも受けながら四季を体感できる京都は平安京遷都以来、永きにわたり都が置かれたことで政治、文化、宗教の中心地として栄えました。公家、武家、僧侶などとの文化的な関わりから行事やしきたりが日常生活に定着するなど、多様な文化の影響を受け食文化も豊かな地域に。良質の水と肥沃な土壌に恵まれる京都は、食を通じた循環を作り出しました。仏教思想とも相まって、野菜を中心とした食文化を育んできたといえます。乾物や大豆加工品、そして発酵によって生じる奥深い旨味を持つ漬物などを上手に組み合わせた食事も特長です。

現代は低塩低温でつくる調味浅漬けが主流ですが、本来の野菜漬物は旬に収穫した野菜を保存するために塩と重石をして微生物による発酵で漬物にします。これぞ、特有の香りと風味を醸した日本伝統の保存食。本来の「乳酸発酵のしば漬け」は茄子と赤紫蘇と塩だけで漬け込みます。乳酸菌の力を借りて自然発酵させる手法で、京都大原発祥の郷土漬物でもあります。しば漬は樽出しをする時期によってかなり風味が異なるとか。特に、7月の祇園祭頃から始まる新漬けの樽出ししば漬は、生紫蘇の風味が残るさっぱりとした味わいで、乳酸発酵の酸味もさわやか。初秋から冬にかけては乳酸発酵の熟成が安定し、伝統の深みある味わいを堪能できます。翌年春からは気温の上昇とともに更に深みが出て、熟成された発酵食品を好む人にはオススメです。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

ツールバーへスキップ