NIPPON発酵めぐり「第19弾 富山県」

アイムピンチ美容液の特徴である「発酵」を使った発酵食品を掘り下げ、皆様に発酵の魅力をより味わっていただくコーナー!
お客様から教えていただいた、お取り寄せできる素敵な商品もご紹介します!
自宅にいながら、目で舌で、全国を旅しましょう!

第19弾 富山県

北方が日本海、他三方が山脈で区切られた、雄大な景色を望める自然豊かな富山県。山間部には、世界文化遺産に登録されている五箇山、立山信仰などの山岳信仰で有名な立山連峰、山岳観光ルートの立山黒部アルペンルートなどがあり、日本で唯一氷河が現存し、登山愛好家からの人気も高いエリアです。魚津、滑川、氷見などでは豊富な海産物が水揚げされ、寿司をはじめとした鮮度高い、多くの魚介料理が食べられ、雪深いシーズンも観光地では多くの人で賑わいます。魚津から滑川にかけてはホタルイカの群遊海面、蜃気楼の見える海岸が有名です。

一見、真っ黒く光を放つ食べ物に驚くかもしれません。いかの黒作りは、いかの塩辛にいか墨を入れて黒くした発酵食品。加賀百万石の藩主が参勤交代のおり将軍家に献上品として持参し、その美味を絶賛されたと記す文書が残されているほど、富山では古くから食べられている由緒正しい伝統食品です。するめいかの胴肉を塩漬けにした後、細切りにし、肝臓・いか墨・酒を混ぜ合わせ熟成発酵させます。寛文年間(1661〜1672年)にはいかの塩辛は作られ始めたと言われ、その後元禄の時代にいか墨を塩辛に混ぜるようになり、現在でもその製造法は受け継がれているそうです。昔は高塩分で長く寝かせ発酵していたそうですが、現代では多くの人の好みも変わり発酵期間は短くなっているそう。保存食から嗜好品となり、たくさんの人に愛される黒い塩辛です。

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