第2回「人生の節目に備えよう」
第1回を読んで、楽しくムダを減らすコツがわかったら、次は中長期のイメージを紙に書いてみましょう。
それは夢や大きな目標とつながっていませんか?夢や目標を達成するために欠かせないのが「備え」です。第2回目は「お金の備え」についてのお話です。
アイザワ証券株式会社 ソリューション部
後藤 文恵 先生
CFP®︎認定者
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員
日本FP協会 山口支部所属
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
認知症サポーター(キャラバンメイト)
相続診断士協会認定 相続診断士 終活アドバイザー
夢を育てるお金の備え
大まかに将来が見えてきましたか?多くの方はクリアされていることなので、将来を心配なさらなくても大丈夫です。いろいろな人生の節目がわかったら備えましょう。人生には努力ではカバーしきれないことが多々あります。しかしお金を備えることは努力そのもの。夢を育てたり、夢の選択肢を増やすためにもあきらめないでください。「買ったつもりで夢を買う」私はそうお話しています。
作戦会議を開こう
「備え」には「努力」が必要です。そこでポイントになるのが「誰かのために」です。自分のために、そして家族や子どものためにと思えば頑張れませんか。となると家族と人生プランや夢、目標を話し合う必要があります。目標が見えてくるとお子さまのお年玉の使い方が変わるかもしれませんよ。もちろん大人もムダをなくす努力をしましょう。
資産の寿命は長い
先日、投資の講演をさせていただいたとき、90歳の女性が来られました。「NISAとか私に意味ないですかね」とおっしゃられるので「いえいえ資産は次の世代にも引き継がれますから、何歳から投資をしても大丈夫ですよ」と答えました。資産、健康、私の中で一番寿命が長いのが資産です。何歳からでも興味を持つことはいいことです。
話し合いという備え
親から引き継ぐ資産の一つで今、話題になっているのが「空き家」です。親が暮らしている間は話しにくいもの。また空き家になってしまうと思い出が邪魔をしてそのままにしてしまうことがあります。そこで「アドバイスが欲しい」と作戦会議に参加してもらうのもいいですね。
悩みは小さいうちに
お金の話は話しにくいものですが、第三者に聞いてもらうと悩みのもとがわかることがあります。原因がわかれば解決もしやすくなります。作戦会議だけでなくプロに相談することも解決の助けになりますよ。なるべく早く行動しましょう。悩みは小さい方が解決しやすいですから。
家計チェック、空き家問題、シングルマザーの不安などお金に関係する相談を募集しています。また取材などをさせていただける方も募集しています。お気軽にご応募ください。