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第4回「貯めるコツ~貯蓄は知識~」
スマートな貯め方は、素敵な遣い方にあり!
「貯める」ために必要なモノ。それが目標とごホウビと実行です!まだまだ必要な支出が多い方、これからはごホウビ多めに過ごそうかなとお考えの方、いろいろなケースがあると思いますが、ぜひご参考にしてください。
アイザワ証券株式会社 ソリューション部
後藤 文恵 先生
CFP®︎認定者
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員
日本FP協会 山口支部所属
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
認知症サポーター(キャラバンメイト)
相続診断士協会認定 相続診断士 終活アドバイザー
手取り額で計画しよう!
「住居費は収入の25%まで」「貯蓄は20%は欲しい」など、よく言われる目安があります。これは年収ではなく手取りの金額で計算してくださいね。当然ですが、年収で計算すると手取りを超えるので、赤字になります。
貯金は手取り額の20%を!
一般的には毎月の貯金は手取り額の15〜20%と言われています。独身の方なら30%をめざしてもいいかもしれません。しかしストレスをためるのも問題です。楽しみながらお金を貯めるように心がけましょう。
小さな成功体験が大切!
洋服やカバン、旅行、お子さまの進学、マイホーム購入など貯蓄の目標はさまざま。しかし、どの目標もいきなり達成することはできません。時には10年以上も頑張る必要があります。「お金よりストレスがたまる!」ことのないようごホウビを用意し、小さな成功を大きく育てていきましょう。
例えば、酒代がもったいないといきなり禁酒するのではなく、コンビニで買うのを止めたり、外で飲む回数を減らしたりする。食費なら外食を減らしたり、ランチを弁当にする、飲み物はお家から持ってくるなどから始めてみましょう。それで3万円貯めたら10%はごホウビにスイーツを買う、6万円貯まったら10%をオシャレ関係に遣うなどしてはいかがでしょう。賢く貯めたら、今度は素敵に遣う。貯め方は遣い方といえます。
貯める習慣化のために!
(1)ねんきん定期便を見よう!
毎年1回誕生月に届きますのでご確認を。将来いくらあるのかを知り、足りない分は貯蓄して備えましょう。コツコツ貯めるしかありません。(50歳未満の方には年金見込額はありません。加入実績に応じた年金額ですので、一般的には低い金額になります)
(2)積立貯金を利用しよう!
節約に苦手意識のある方は、給料が入ったら自動的に積み立てられる商品を利用しましょう。残りで生活することを考えれば節約が楽に!
(3)見える化しよう!
グラフにしたり、別に節約通帳をつくったり、成果が見えると楽しくなりますよ。
(4)ゲーム感覚でやってみよう!
例えば、家族で競争するのも楽しく取り組めるかもしれません。パートナーはもちろん、お子さまと行えば、お金の教育にもなります。
適度に遣いながら貯める、楽しく貯めることを忘れずに、貯蓄を習慣化しましょう!