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第5回「貯め直し~楽しい老後のために~」
今度のテーマパークより将来のワンダーランドへ行こう!
50歳を超えると「ねんきん定期便」で将来の見込み額が表示されます。
お子さまがいらっしゃれば独立されるのは何年後でしょう?パートナーがいらっしゃれば一緒に働けるのは何年後まででしょう?
もう一度、貯め直す時期にきていませんか?
アイザワ証券株式会社 ソリューション部
後藤 文恵 先生
CFP®︎認定者
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員
日本FP協会 山口支部所属
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
認知症サポーター(キャラバンメイト)
相続診断士協会認定 相続診断士 終活アドバイザー
老後資金2,000万円!
みなさま「ねんきん定期便」をご覧ください。老後の生活費(お二人)は毎月約26万円必要だといわれていますが、充分でしょうか?総務省の調査によると毎月(お二人で)約4万円不足すると見込まれています。
65歳から20年間の不足分、さらにリフォーム費用、医療費、葬儀費なども必要で、これがいわゆる老後の資金2,000万円です。
貯蓄計画の見直しを!
人生100年時代です。50歳代はいろんなことの仕切り直しの時かもしれません。126号で90歳の方が私の講演会に来られたことを話しましたが、思い立った時が何事も始め時です。特に資産は自分だけのものではなく、将来にバトンを渡せるものです。みなさまの親、そしてお子さまも巻き込んで考える時かもしれません。
楽しい老後のために!
50歳代、まだまだ支出が多い時期です。しかし思い立ったら貯め時です。とは言うものの128号でご説明したように、我慢ばかりでは楽しくありませんよね。適度に遣いながら貯めましょう。例えば、毎年行っていたテーマパークを2年に1回にする。その代わり外食を増やすのはどうでしょうか?
「今度のテーマパークより、将来のワンダーランド」です。大きな出費を小さく抑えて楽しい老後を!
本会報誌をキッカケに!
ご家族と問題を共有するのは大切ですが、親にも子にも言い出しにくいものです。そこでこのページを開いて机に置いておくなど、それとなく知らせるのはどうでしょう。この会報誌がご家族の問題解決のキッカケになれば幸いです。