人生100年時代を皆様がより命を輝かせて生きるためのお手伝いをしたいと考えています。
今日は私の人生を変えた話を書きたいと思います。
「人は生まれながらにして運命は決まっているが、運命は変えられる」話です。
京セラやKDDIを創業され、JALの再生をされてきた稲盛和夫氏の「心と生き方」(PHP研究所)に書かれていたことです。
信じる人信じない人がいると思いますが、仏教やインドの哲学などでは前世があるという前提になっています。今日の運命は、過去の「因」によって決まるといいます。それは、生まれたときの因なのか、その前の因なのかあると思いますが、過去の因が今の運命を決めているといいます。
そこで本に書かれた一節を紹介しますと、
「あなたの魂が過去から引きずってきたものから今日の運命は決まっているでしょう。しかしそれならあなたはたった1回しかないこの人生を生きた意味がないじゃないではありませんか。過去の産物だけで生きているだけじゃありませんか」
ただそれだけなら、あなたは現実の世界に生きている意味がないじゃありませんか。あなたは現世で新しい『因』をつくらなければならないのです。新しい『業』をつくらなければならんのです」私はこの文に衝撃を受けました。
では、新しい「業」をつくるにはどうしたらいいのか?これが重要です。
それは、この本ではこのように書いています。
誰かが喜ぶこと、人の人生がよりよくなることを思うだけでいい。
私なら
お客様がもっともっと幸せになること願う
社員さんが幸せになることを願う
世界が穏やかになることを願う
など、自分以外の誰かが幸せになること、幸せでいられることを願う。
そんな気持ちなのだと思います。
私の心は未熟なのでそうでなくなってしまうこともあります。でも、それをダメな自分だとは思うことなく、気づいてまた思うようにすればいいと思っています。
そのために、どんなときでも「感謝」「恩返し」そんな気持ちを持って心を磨いていこうと思う今日この頃です。
稲盛和夫氏は
人生の目的は何か?それは「心を高めること」
と言われています。
私はとっても腑に落ちていて、毎日、仕事をするのは何のためかというと「心を高めること」です。どんな仕事も一生懸命やろうと思えます。経営者という仕事を与えられた役割なので、その役割を一生懸命やろうと思います。
これが仕事はスキルを高めることだと思うと、これは自分にとって能力があがることなのかどうかが判断基準になってしまうので、きっとずれた方向にいってしまいます。
といっても、昔からこんな風に思えたわけでもなく「エゴの塊」でした。
それがあったからこそ、心が平和でもなかったのでよくわかるのです。