ひとことコラム【vol.107】

商品をお届けするだけではなく、
お客様の心を明るくしたい。心が健やかな状態にあることも美容にはとても大切だと思うのです。

出来ている

「私は出来ている」

たまに耳にしますが、先日も耳にしました。

私は一生かかってもきっと、「私は出来ている」と言える日は来ないと思います。

性格でしょうか?考え方でしょうか?!

「私は●●が強み」

似たような言い換えをすると、こんな表現もできると思います。

最初にあげたものに対して、こちらは「弱み」もある前提の表現です。

また最初の表現は、 “(比較する誰かや何かがいて、私の方が)出来ている”というマウントすら私には感じます。

こう言われてしまうと、なんだか気持ちが折れてしまう自分がいます。

そして、それを言う本人の可能性も狭まってしまうこともあるように思います。

「私は出来ている」と思ってしまえば、インプットも経験も必要ありません。

世の中が変化していっても。他社が画期的な取り組みを初めていても。

ただ良いな〜と思う使い方もあります。

例えば、落ち込んだり自信を高めたいとき、頑張ってきた自分自身を激励するための自分へのエール!「私は出来る、私は出来てる!」

例えば、事実をもとにある事柄について比較する場合。「●はA社の方が出来ている、○は自社の方が出来ている」

また、主語を「あなた」に変えると、もっと色々な良い使い方もありますよね。

言葉って難しくて面白いですね。

話し手の心の中が意識的や無意識的にも投影されているようにも思いますし、

同時に、受け手によっても意味や解釈が広がっていきます。

こうなると何が起こるか?というと、、、

“建前”や”発言の抑止”ばかりの会話が繰り広げられていくわけです。

「この言葉を相手はどう感じたかな?」

時々でいいので、自分の発した言葉を振り返っていきたいですね。

”良好なコミュニケーション”や”信頼”の素になるように思います。

紅葉で有名な愛知県の香嵐渓(こうらんけい)です。
自然に囲まれているような感覚になれる1枚。
何にも考える事のない癒しの時間も大切にしています。

#14 スタッフ 長谷川

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