発酵鶏と簡単ミネストローネ
今回は、一度の調理で発酵料理が2品作れちゃう時短レシピのご紹介です。
実はこのレシピ、旅先で出会った料理から生まれたレシピなんです。北アフリカのモロッコでは毎週金曜日は「クスクスの日」。各家庭には必ず蒸し器があって上段でクスクスを蒸し、下段でクスクスにかけるスープや具材を煮込みます。そこからヒントを得て、上段で塩麹に漬け込んだお肉を蒸し、下段でミネストローネスープを仕込んでみたところ・・・・・。お肉はスープの湯気と香りでふっくら美味しく、スープにはお肉の旨味がたっぷり滴り落ち、どちらにとっても最適な調理法だということを確信しました。塩麴で発酵させた鶏肉は栄養価もアップし、スープで体もポカポカ温まる嬉しいレシピです。春先は、ちょっと暖かくなってきたことに油断して風邪をひいちゃう、なんてこともありますので、体の内側から温めて、元気に過ごしていきましょうね。
ラヴィゴットソース(2人分)
1. 玉葱はみじん切りにして水にさらしておく。
2. きゅうりのぬか漬け、ケッパー、パセリもみじん切りにし水気を切った玉葱と合わせて調味料で和える。
発酵鶏と簡単ミネストローネ(2人分)
1. 鶏肉の水分をキッチンペーパーでよく拭いてから塩麴を全体に塗り保存袋に入れ冷蔵庫で3~4日漬け込む。
2. 漬け込んだ鶏肉を蒸し器の上段に乗せる。
Point 01 肉汁が滴り落ちてスープの旨味に!
3.蒸し器の下段に細かく切った野菜を入れ軽く炒め、ローリエとパセリの枝、水を注いで弱火で煮始める。
4.野菜が煮えたら強火にして蒸気を出し鶏肉にしっかり火を通す。
Point 02 肉の真ん中に竹串を刺し透明な肉汁が出ればOK。
5.蒸し上がった鶏肉を食べやすく切る。
6.下段のスープも味を整え器に盛り付け、出来上がり。