パエリア&ガスパチョ
魚介のうま味凝縮!!シーフード料理の隠し味「魚醤」
魚醤とは、魚を塩漬けにして発酵させた液体調味料のことで、冷蔵庫のない時代に魚を保存する知恵として発展してきました。魚醤は、世界中にあり、タイのナンプラー、ベトナムのニョクマムなどが有名です。日本では、日本三大魚醤といい、秋田の「しょっつる」、能登の「いしる」、香川の「いかなご醤油」が有名で、その他にも沢山の種類の魚醤が食されています。さて、この魚醤、お土産でもらったことはあるけれど、どうやって使ったらいいのかわからないというお声をよく聞きます。しかし、考えてみてください。魚醤はもともと魚です。魚から抽出したエキスなんです。つまり、シーフードと名の付く料理には、すべて合います。シーフードパスタ、シーフードグラタン、シーフードピラフ、シーフードピザ、パエリア、などなど…。タイ料理などのアジアン料理もいいですね。主役にはならないけれど、シーフード料理の名脇役「魚醤」。まずはシーフード料理に、ちょっとだけ加えてみてください。コク深い味わいが広がります。
ガスパチョ(2人分)
1. 野菜をざく切りにする。
2. ミキサーに❶と水・酢・魚醤を入れ撹拌し、よく冷やす。
3. 器に注ぎ、オリーブオイル・黒胡椒・クミン・イタリアンパセリ、みじん切りにしたアーリーレッド(分量外)をトッピングする。
パエリア(2人分)
1. 野菜は角切り、海老は殻と背わたを取り、いかは輪切りにする。
2.フライパンにオリーブオイル・アーリーレッド・にんにくを入れ炒める。
3.❷に米を入れ炒め、トマト・[A]を加え沸騰したら蓋をし弱火で12分おく。
4.[B]を入れ再び蓋をし弱火で6分おき、仕上げに[C]を添える。